後期研修医からのメッセージ①
秦淳也医師(平成22年卒)に聞く
インタビュアー:小川総一郎 (平成15年卒)
- 今回は、2012年4月に入局した秦先生にお話を聞きたいと思います。
こんにちは。
- こんにちは。小川先生お手柔らかにお願いします…。
- 分かりました(笑)。早速ですが、先生はどういった経緯で泌尿器科入局に至ったか教えていただけますか?
- お恥ずかしい話ですが、学生の頃は正直、それほど泌尿器科には興味がなかったですね。頭の片隅に選択肢としてあった感じです。初期研修で泌尿器科を回って、前立腺全摘術やTURP(前立腺肥大症に対する経尿道的手術)を見て漠然と、泌尿器科に興味を持てたことがきっかけだったと思います。それで手術にもたくさん入らしてもらって、のめり込んじゃいましたね。
- ちなみに初期研修はどちらで?
- 初期研修は郡山市の南東北病院でした。そこでは5ヶ月泌尿器科をまわったんです。ほぼ毎日手術があったので、手術に興味を持っていた僕にとっては充実した毎日でした。厳しい指導もありましたが…(汗)。
- 厳しさは愛情の裏返しですよ、きっと。ところで、大学に来てからはや半年になりますが、どうですか?
- 実際に大学で働いてみて、色々気づかされたことが多いですね。一番は大学に来てから、一つ一つ考えながら仕事をするようになりました。先生の人数も多く、治療方針に悩む症例をカンファランスで議論できる環境は、大学ならではじゃないかなと思います。僕はまだ始めてないですが、研究もやってみたいですね。やっぱり先輩の先生をみていると、研究している人の考え方は鋭いなって思うし、今後自分が成長していく上でも必要なものかなと。
- そうですか、頑張ってください。それでは最後にHPを見ている学生さん、研修医の皆さんに一言お願いします。
- 「泌尿器科」と聞くと何となくマイナーで地味な感じ、という印象が強いですけども、僕に言わせれば、こんなに名前と内容のギャップのある科はないと思います。というのは、内視鏡(膀胱鏡)あり、手術ありで、診断から治療までできるspecialtyは泌尿器科にしか出せない味でしょう。今後はロボットを使った手術も導入されるかもしれませんし、これからますます発展していく分野です。まずはその雰囲気を実感してみてください。5年生はプライマリーコース、6年生はアドバンストコース、初期研修医の先生は各病院の泌尿器科でお待ちしていますよ!