<研修医・医学生のための>
泌尿器科のプライマリケアと腹腔鏡セミナー2013

平成25年6月22日(土)に郡山市ホテルハマツで、福島医大泌尿器科学講座主催の「〈研修医・医学生のための〉泌尿器科プライマリケアと腹腔鏡セミナー」が開催されました。このセミナーの主旨は、研修医・医学生が泌尿器科学に興味を持っていただくこと、一般臨床で多く遭遇する泌尿器科関連疾患のプライマリケアを勉強することを目標にしております。今回は、12名の研修医と4名の医学部6年生が参加してくれました。セミナーの最初のセッションでは、ケーススタディを3題(前立腺肥大症、尿路結石、尿路外傷)用意しました。石橋准教授の司会のもと、当科を代表する個性的な医師3名(千葉、内田、吉田)による症例提示と少人数に割り当てられたグループでの討論、そしてグループ代表者によるまとめの発表を行いました。参加者は、非常に良く泌尿器科疾患を勉強している印象を受けました。2番目のセッション、トレーニングボックスを用いた腹腔鏡手術体験では、柳田講師の総論の後、5台のボックスに分かれ、内視鏡技術認定医(柳田、細井、羽賀、吉田、内田ほか)の指導のもと、参加者は鉗子操作や結紮縫合に挑戦しました。最初から上手くいくわけがないのですが、時間が経つのも忘れ真剣に取り組む姿、来年もこのハンズオンタイムは、プログラムの要として残すべきと思いました。

教育セミナー 教育セミナー

 

最後のセッション、小島教授からのレクチャー「研修医・医学生に伝えたいこと―私が泌尿器科医になった理由とロボット支援下手術」では、性分化に興味を抱き泌尿器科医となり、発生に関る新たなgeneの同定、宇宙医学や海外の医師とのコラボレーション、そしてロボット支援手術の話など、参加者に泌尿器科学の魅力を伝えようとする熱のこもった内容でした。
相川准教授のセミナー閉会挨拶で閉めた後は、もちろん懇親会です。村上臨床教授の乾杯の音頭で始まった宴では、参加者は乾いたのどをお酒で潤し、おいしい料理を食べながら医局員との会話や関連病院の話題で盛り上がり、教授を囲んで楽しいひと時、そして、教授から全員に名刺が配られておりました。いつでも連絡OKです。

教育セミナー 教育セミナー

 

さて、沢山の参加者に、我々スタッフ一同、大変うれしく思っております。来年も開催する予定です。今回参加者の参加はもとより、同僚や後輩にも福島医大泌尿器科講座がこのような企画を開催しているということを伝えて頂ければ幸いです。