研究・学会活動
学会・セミナー参加報告
The 37th European Society for Medical Oncology (ESMO) congressに参加して
小黒 俊樹
9月28日〜10月2日に行われたESMO congressに参加してまいりました。毎年欧州各国が持ち回りで同学会を主催していますが、本年度はオーストリアのウイーンで開催されましたので、現在ドイツに留学されている石橋先生と小生とで参加させて頂きました。
初日から参加させて頂くため、9月27日に成田空港出国致しました。フランクフルト空港で石橋先生と合流し、現地時間の同日の午後7時頃ウイーンに降り立ちました。翌日より学会に参加させて頂きました。小生の発表は9月30日であったため、registration終了後、各国の先生方の発表を聴講させて頂きました。全て英語の発表のため、英語が不得意な小生にとっては全て理解することはできませんでしたが、日本では未採用薬品の成績の結果報告発表等もあり、日本の学会ではなかなか聴講できない演題や雰囲気を体験できました。
ESMOでは泌尿器科のみならず癌治療を行っている全ての科が参加しています。
他領域での癌治療薬が泌尿器癌に応用できないか、新たなターゲットとなる遺伝子はないか等考えながらポスター及び口演を聴講いたしました。また、2日目に学会主催の楽友協会で行われるオーケストラコンサートがありましたが、3日目は小生の発表もありましたので参加せず明日の発表に備えました。
小生はポスター発表のため、ポスターを所定の位置に貼布し発表をさせて頂きました。
別刷りを用意されていた先生もいらっしゃいましたので小生も興味のある分野・同様の研究を行われていたものを頂きました。
せっかくウイーンに来させていただいたため、観光・食事もさせて頂きました。毎年ニューイヤーコンサートが行われる楽友協会・オペラ座・シェーンブルン宮殿等を見学させて頂きました。中でもシェーンブルン宮殿で行われたモーツアルトコンサートには音楽に全く興味のない小生も感動をし、スタンディングオベーションをいつの間にかしていました。
小島教授はじめ医局・OBの先生方のご厚意により海外の学会の雰囲気を味わいかつ泌尿器のみならず他科との交流が得られる貴重な学会に参加させて頂きました。今回の学会で得た知識を今後の日常診療に役立てていきたいと思います。