福島県立医科大学医学部　泌尿器科学講座

「平成25年度福島県医師会医学奨励賞　受賞報告」

赤井畑秀則

この度、平成25年度福島県医師会医学奨励賞を受賞いたしましたので報告させていただきます。

2013年2月、JOURNAL OF ENDOUROLOGYに掲載された『Dose body habitus of patients influence risk of operative difficulties during retroperitoneal laparoscopic radical nephrectomy?』という論文を評価していただき、このような名誉な賞を頂きました。

この論文は、腹腔鏡下腎摘除術をより確実で安心・安全な手術を行うために、術前に患者側要因から鏡視下腎摘除術の難易度を予測できないか検討したものです。この検討において、今まで指摘されたことがなかった腎周囲脂肪の厚さ・腸骨肋骨間の距離が、手術の難易度に影響を与えることを発見しました。
福島市で11月23日に開催された第147回福島県医師会医学大会にて受賞式が行われました。その場で、この論文の内容を福島県医師会の皆様方に発表する機会もいただくことができ、よい経験を積むことができました。

この度は大変名誉な賞を頂きまして、福島医師会並びに関係各所の皆様方によりこの場を借りて御礼申し上げます。今後も福島の医療に少しでも貢献できるように精進していく所存です。